とらやと言えば和菓子の銘店です。
その歴史は古く、室町時代にまで遡るそうです。
2018年の戌年に因んだ可愛らしいとらやの羊羹を頂きましたので早速ティータイムにしました。
いくつか種類がある中で「夜の梅」を選びました。
「夜の梅」
菓銘は切り口の小豆の粒が夜の闇にほの白く咲く梅の花を思わせることに由来します(パッケージに記載)
更にHPには長い歴史を物語る文面がありました。
とらやを代表する商品のひとつといえば、小倉羊羹『夜の梅』です。菓銘は、元禄7年(1694)の古文書に見ることができますが、形や原材料については書かれていません。羊羹としての最初の記録は文政2年(1819)です。また、文久2年(1862)には原材料に小豆、寒天などを記した文書が残り、この頃には煉羊羹としてつくられていたことがわかります。
株式会社 虎屋
伝統ある羊羹をより美味しく味わう為のペアリングを考えてみました。
ペアリングとは?
選んだ紅茶はダージリンファーストフラッシュです。
ダージリンンのお話はこちらもご参照下さい。
ダージリンファーストフラッシュは華やかで余韻の長いお上品な香りにキリッとした渋みがあります。
練りのしっかりとしたとらやの羊羹とバランスが取れていて相性が良い印象でした。
また室町時代から続く和菓子の銘店とらやと中国から運ばれインドで苦労の末栽培された歴史ある茶葉であるダージリンということで双方に長い歴史あるという意味でも良いペアリングだったのではないかと自己満足です。
こちらの羊羹は小ぶりなサイズでティータイムにもぴったりです。
今回のティータイムに使用したティーウェアはヘレンド のアポニーグリーンシリーズです。
ハンドルのあるタイプの方が有名かもしれませんが、ハンドルが無いタイプはよりオリエンタルな雰囲気で、和菓子を頂く時にも重宝しています。
いかがでしたか?
和菓子と紅茶、ちょっと意外な組み合わせかもしれませんが、こういった発見があるのもペアリングの楽しみかもしれませんね。