【紅茶生産の現場を考える】ダージリンのストライキと今年のセカンドフラッシュ

インドにある世界有数の紅茶の産地ダージリンが今、混乱の渦の中にあります。

州政府と地元住民であるゴルカ人の対立が深刻化、情勢不安となっているようです。

ゴルカ人はダージリンの特産である紅茶を生産する農園での労働力の多くを占めています。政府への反発から大規模なストライキに突入し、ダージリン茶葉が世界的な不足状態になっているという訳です。

ストライキが始まったのは正にセカンドフラッシュのクオリティーシーズンに当たります。

全くセカンドフラッシュが無いわけではなく、今 入手出来るのはストライキ前=6/10より前に摘採され、作られた茶葉です。

しかし、クオリティーシーズンの途中でストライキになった為、絶対量が例年より少ないという状況です。

茶園の茶葉も手入れが行き届かないので、今後のダージリンティーがどうなるのかも不安視されています。

詳しいニュースはこちらもご参照下さい。

headlines.yahoo.co.jp

外務省のHPにも情報が出ています。

海外安全ホームページ: スポット情報詳細

貴重なダージリン セカンドフラッシュ、有難いことに3種類分けて頂いたので、まずはそれぞれの個性を確認すべくテイスティングしました。f:id:everydaywithtea:20170807082724j:image

水色が違うことがお写真からも分かりますね。独特のマスカテルフレーバーと呼ばれるフルーツのような香りが私は大好きです。茶葉は大事に味わいたいと思います。

紅茶は農産物であり大地の恵み。そして茶園で働く方々がいるからこそ味わえます。

ダージリンの状況が良い方向に向かいますように。今後の動向も追って行きたいです。


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