今回のスイーツはオーストリアの老舗、デメルのチーズケーキ「ケーゼクーヘン」です。
ケーゼクーヘンとは?
・Käse(ケーゼ )= チーズ
・Kuchen(クーヘン )= ケーキ
でドイツ語でチーズケーキのことです。
チーズケーキについて
チーズケーキの歴史は古く、古代ギリシャ時代にまで遡りますが、現在のチーズケーキとは異なり茹でたプディングのようなものだったそうです。
種類も様々で、ベイクドチーズケーキ・レアチーズケーキ・スフレチーズケーキなどがあります。
今回のケーゼクーヘンはベイクドチーズケーキ。レーズン入りの生地の上にはクランブルがたっぷり。タルト生地もサクサクでした。
発酵食品であるチーズはお好みが分かれることもあるかもしれません。
では、そんなチーズケーキにはどんな紅茶が合うでしょうか?ペアリングを考えてみました。
今回選んだのはキームンです。
キームンについてはこちらの記事でもご紹介しています。
キームンは高級なものは蘭の香りと評されることもありますが、市販品はスモーキーフレーバーと言われるものもあり特性は幅広くあります。
チーズとキームン それぞれに個性のあるもの同士を合わせたこと、チーズのミルキーな味わいがキームンの個性をよりまろやかにしていると感じました。
ケーゼクーヘンとキームン 相性の理由
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チーズの酸味を包み込むまろやかさ:キームンの穏やかな渋みと柔らかい甘さが、チーズの酸味を角立たせず優しく調和。
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スモーキーな香りと焼きの香ばしさ:ケーゼクーヘンの焼き目の香ばしさとキームンのスモーキーな香りがリンクして、奥行きをプラス。
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重すぎないマッチング:濃厚すぎず洗練されたケーゼクーヘンには、キームンの上品で静かな余韻がぴったり。
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甘味とのコントラスト:レーズンの甘みを、キームンの渋みが引き締めて後味をクリアにしてくれる。
まとめ

キームンは「ケーゼクーヘンの酸味と香ばしさを、優雅で深みのある余韻に変えてくれる相棒」の様な感じです
いかがでしたか?
イギリスではエリザベス女王のお誕生日にも飲まれる由緒あるキームンで美味しいティータイムを過ごしてみて下さいね。