今日、2021年4月4日はイースターですのでイースターのお菓子でティータイムです。
イースターについて
イースター(Easter)は十字架にかけられたキリストが3日目に復活したことをお祝いするキリスト教のお祭りの日で「復活祭」とも呼ばれます。
イースターは「春分の日の後の最初の満月から数えて最初の日曜日」という移動祝日で、キリストが復活した日が日曜日であったことから日にちは変わっても曜日はいつも日曜日です。
2021年のイースターは4月4日です。
キリスト教徒にとってイースターはクリスマスと並び大切な日とされています。
イースターのシンボルとして卵やうさぎ、カラーとしては黄色や紫色が使われることが多いです。
シムネルケーキについて
イースターのお祝いの日の英国菓子のひとつがシムネルケーキ(Simnel Cake)です。
シムネルケーキの「シムネル」とはラテン語の「上質な小麦粉」に由来すると言われています。
トップに飾られたマジパンの丸いボールの数は11個。これはキリストの12人の弟子達のうち、キリストを裏切ったユダを除いた11人を表していると言われています。
最近はイギリスでもシムネルケーキは少し珍しくなってきたのだとか。
シムネルケーキにはたっぷりのドライフルーツが入っていてどっしりとしています。
今回はこのシムネルケーキでティータイムをします。
ペアリングについて
シムネルケーキで美味しいティータイムをするためのペアリングを考えました。
ペアリングとは?
今回選んだ紅茶はアッサムです。
アッサムはインドの紅茶で、コクのある甘い味わいが特徴的です。
シムネルケーキでティータイムしました
早速シムネルケーキとアッサム紅茶でティータイムです。
多産で豊穣のシンボルでありイースターを象徴する動物がウサギなので、今回のティータイムにはウサギさんも参加しています。
ティーカップの後ろにいるウサギさん、アップにしたのがこちら。
シムネルケーキはスパイスとドライフルーツたっぷりの生地にマジパンという組み合わせで、とても食べ応えのある英国菓子です。
マジパンは国によって使う材料が異なる場合がありますが、イギリスでは卵を使っている為より黄身がかった色合いをしています。
今回作ったシムネルケーキはケーキの間にもマジパンが入っています。
二層のマジパンで今回のシムネルケーキはボリュームたっぷりです。
紅茶のタンニン感がケーキの濃厚さとバランスが良く、温かい紅茶を口に含むとスパイスの香りをよりしっかり感じることが出来ました。
アッサムは甘くコクのある味わいがシムネルケーキのスパイスの香りやドライフルーツの甘さととても良く合いました。
アッサムはミルクティーにしても美味しかったです。
シムネルケーキのティータイムはお祝いの日にふさわしい華やかな味わいでした。
イギリスでお祝いのケーキであるシムネルケーキ、今は海外旅行にはなかなか行けないのでティータイムで英国文化を感じることが出来てとても楽しかったです。