GIOTTO(ジョトォ)の「夏蜜籠」は ほうじ茶のパンナコッタに沖縄産黒糖寒天、わらび餅、そしてフルーツが乗った洋風あんみつ。
見た目にも夏らしい籠入りのスイーツでお土産にも良さそう!
籠を外すとパンナコッタがよく分かります。
寒天やわらび餅も入って和の要素満載のこちらのスイーツにはどんな紅茶を合わせましょう?
今回ペアリングしたのはダージリンファーストフラッシュです。
※ティーウェアについては最後にご紹介致します。
ダージリンファーストフラッシュという紅茶について———————-
ダージリン地方で育つ紅茶のうち3〜4月にクオリティーシーズンを迎える春摘みの紅茶。
(他にセカンドフラッシュ、モンスーンフラッシュ、オータムナルがあります)
*生産国:インド
*クオリティーシーズン:3〜4月
*色:明るく澄んだ黄色
*香り:春の息吹を感じる若々しくフレッシュな香り
*味:緑茶の様な渋み
こちらは紅茶抽出後の茶殻ですが、通常のものよりかなり緑色で緑茶に近い雰囲気です。
飲み方は繊細な風味を活かせるようにストレートがお勧めです。
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ダージリンファーストフラッシュは繊細な風味と緑茶のような味わいが特徴なので、和菓子にも合わせやすい紅茶のひとつです。
【ペアリングの結果】
ダージリンファーストフラッシュの渋みと寒天やわらび餅といった和のテイストがお互いを引き立て合い美味しいペアリングとなりました。
パンナコッタもほうじ茶が入っているので通常のものよりさっぱりと頂けた、という印象です。
またこちらのスイーツが入っていた容器の籠が夏らしく可愛かったのでお花を入れてリサイクルしました。
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【本日のティーウェア】
本日のティータイムに使用したハンドルのツイストが優雅なデミタスサイズのティーカップはオーストリアのアウガルテン。
「ウィンナーローズ」という人気シリーズです。
アウガルテンは現在でも一点一点手描きで絵付けされている貴重な窯のひとつです。
下記のお写真は昨年のテーブルウェアフェスティバルの時のものです。
アウガルテンのブースではウィーンからペインターさんが来日し、実演をしていました。
お写真を撮って良いかスタッフの方に伺ったところ「集中しているので全く問題ないですよ」との返答でした。
周りの音は入ってこないくらい集中をしてペイントしているからこその芸術品なんだと感じました。
◎アウガルテンの歴史◎
「アウガルテン」という名称はオーストリアの工房が置かれたアウガルテン宮殿に基づいています。
その起こりには歴史があり、1718年にマイセンに続きヨーロッパで2番目の磁器工房としてデュ・パキエによりウィーン磁器工房として創設されました。
その後 マリアテレジアによってハプスブルク家直属の磁器窯となったのが1744年で、この時からはハプスブルク家の盾型紋がバックスタンプとして使用されるようになります。
1864年に一旦閉鎖しますが、1924年にアウガルテン宮殿に工房を移して息を吹き返しました。
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アウガルテンの好きなところは、美しく軽い白磁と丁寧な手描きの絵付け、そしてお茶を頂くときの飲み口の繊細さです。
小さなデミタスカップを使用するときはいつものケーキ皿以外にもこんな可愛らしいサイズの小皿にチョコレートを入れたりするのも素敵!
以前こちらのハート型が4つ並んでディスプレイされているのを見かけたのですが、四葉のクローバーみたいでとても素敵でした。
ハプスブルク家の直属窯として愛された歴史を想うと自然とティータイムの所作も丁寧になるような気がします。