今まで紅茶の種類についてペアリングなどの記事の中で何度かご紹介してきましたが、紅茶だけの記事もあった方が良いかと思い改めて作成しました。
新たな情報を得た場合は随時更新していく予定です。
Darjeeling
ダージリン という紅茶
人気の高さ故に旬の季節以外のものや他の紅茶にダージリンティーをブレンドしたダージリンブレンドとも「ダージリンティー」として販売されることも度々あります。
でも、100%の旬のダージリンティーを味わってしまったらもう元には戻れないくらい美味しいです。
ぜひ一度100%旬のダージリンの紅茶を味わって頂きたい!
まずはダージリンがどんな紅茶なのかをご紹介致します。
ダージリンティーの歴史
ダージリンティー始まりはプラントハンターが中国から運んだ中国種のお茶の苗木。
当時日本は出島での限られた貿易のみ、貿易が出来る中国(当時は清王朝)ではお茶の製造方法は門外不出とされ苗木の持ち出しも禁止されていました。イギリスは、どうにかして自分たちでお茶の木を育てられないかと考えてロバート・フォーチュンというプラントハンターを中国へ送ります。
中国人に変装して本来外国人の立ち入りが禁止されている地域へ侵入しようと画策する物語を描いた本があります。
とても面白くて私は一気に読んでしまいました。興味がある方は是非お手に取ってみて下さい。
ダージリンティーの特徴
インドのヒマラヤ山脈の麓にあるダージリン地方。ダージリンの語源は雷の地を意味する「ドルジェリング」から。
※地図はおおよその位置を指しています。
ダージリンにある87の茶園は7つの谷に分類され幅広い標高差と谷の面する向きにより個性ある紅茶が作られています。
ダージリンティーの特徴のひとつとしてよく挙げられるのは季節による風味の違いです。それぞれの特徴をご紹介致します。
ダージリンファーストフラッシュ
ダージリン地方で育つ紅茶のうち3〜4月にクオリティーシーズンを迎える春摘みの紅茶でスプリングダージリンとも呼ばれる。
*クオリティーシーズン:3〜4月
*色:明るく澄んだ黄色
*香り:春の息吹を感じる若々しくフレッシュな香り
*味:緑茶の様な渋み
*飲み方:繊細な風味を活かせるようにストレート、アイスティー向き
ダージリンセカンドフラッシュ
その独特の芳香や味は高い評価を受けて「紅茶のシャンパン」と称され、オークションでは最も高値が付く紅茶のひとつ言われます。
*クオリティーシーズン:5〜6月
*色:濃いオレンジ
*香り:マスカテルフレーバーと言われる独特のフルーティーな香り(ここで言うマスカテルフレーバーは香料などで着香したものでは無く、茶葉から自然と香る香りの事です)
*味:パンジェンシーと呼ばれる独特の渋がある
*飲み方:ストレート、アイスティー向き
ダージリンオータムナル
落ち着いた穏やかな味わいのオータムナルは秋のほっこりしたティータイムにぴったり。
*クオリティーシーズン:10〜11月
*色:深く赤味のあるオレンジ
*香り:穏やかで香ばしく熟したような香り
*味:落ち着いた渋みでまろやかな味わい
*飲み方:ストレート向き
オススメのダージリンティー
1stフラッシュ、2ndフラッシュ、オータムナルとひとつずつ選んでみました。
オータムナルのみまだ2016年の新茶が入荷されていないので、現時点で一番新しいのは2015年に摘まれたものです。
いかがでしたか?
季節によって風味が異なるダージリン。ぜひお気に入りのシーズンを見つけて下さいね!
コメント
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[…] いちびこの「夏いちごのビスキュイ」にはどんな紅茶が合うでしょう? ペアリングを考えました。 ペアリングとは? 今回合わせた紅茶は ダージリン オータムナル です。 ダージリンについての詳しいお話はこちらもご覧下さい。 【紅茶の種類】ダージリン/Darjeeling | TEA TIME DIARY (tea-sweets.com) […]
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